インストール
IncrediBuild のインストール
CPU リソースを提供するすべてのマシンに IncrediBuild Agent を、IncrediBuild システム内のマシン 1 台に IncrediBuild Coordinator をインストールする必要があります。Coordinator と Agent の両方を同じマシンにインストールできます。
インストールの過程で Coordinator の IP アドレスが他の Agent のインストール時の接続に利用されるため、Coordinator から先にインストールする必要があります。
IncrediBuild Linux 版の初回インストール
初めて IncrediBuild をインストールする際は IncrediBuild Coordinator と Agent をインストールする必要があります。インストール手順は次の通りです。
IncrediBuild Linux 版のインストール手順:
- IncrediBuild のインストーラー ファイルをダウンロードします。
ターミナルで次のコマンドを入力します。
sudo bash ./incredibuild_installer.bin -i -C -S -A <Path_To_IB_Data_Files>
- IncrediBuild Coordinator と Agent の両方がインストールされます。
追加 Agent のインストール
IncrediBuild のアクセラレーション性能を十分引き出すには、リモートマシンにヘルパー Agent と呼ばれる追加の Agent をインストールする必要があります。インストール手順は次の通りです。
ヘルパー Agent のインストール手順:
- IncrediBuild のインストーラー ファイルをダウンロードします。
ターミナルで次のコマンドを入力します。
sudo bash ./incredibuild_installer.bin -i -S -O <Coordinator_Machine_IP> -A <Path_To_IB_Data_Files>
IncrediBuild Agent がインストールされます
カスタム インストールのコマンドフラグ
IncrediBuild のインストール コマンドラインの引数のフラグを変更または追加することで、インストールをカスタマイズできます。
以下は利用可能なフラグと動作の一覧です。
フラグ | 説明 | メモ |
---|---|---|
-i | インストール:Agent / Coordinator のインストールで使用 | インストールに必須 |
-u | アップデート:Agent / Coordinator のアップデートで使用 | 手動アップデート時に必須 |
-O <COORDINATOR_IP> | Coordinator の IP またはホスト名 | -C 以外のコンポーネントのインストール時に必須( -S もしくは -H ) -C 指定の際は、本フラグは使用できない。 |
-C | IncrediBuild Coordinator のインストール | -O フラグは指定できない。 |
-S | イニシエーター / ヘルパー Agent のインストール | -O フラグ必須 |
-H | ヘルパー Agent のインストール | -O フラグ必須 |
-C -S | Coordinator、イニシエーター / ヘルパー Agent のインストール | -O フラグは指定できない。 |
-C -H | Coordinator とヘルパー Agent のインストール | -O フラグは指定できない。 |
追加のカスタム フラグ | 説明 | メモ |
-A <path> | ストレージのディレクトリ。Incredibuild データベースとファイルキャッシュが保存されます。既定のファイルサイズは 10GB です。サイズは設定可能 (「インストールオプション」を参照)。 | 必須 |
-Z <size> | データベースに割り当てるファイル キャッシュのサイズ。 | 文字列 (既定値:10GB) |
-G <port> | ウェブインターフェイスの GUI にアクセスするポートを指定。 | 文字列 (既定値:8080) |
-N <port> | Coordinator ユーティリティー ポートを指定 (ヘルパーの割り当てに使用)。 | 文字列 (既定値:9953) |
-D | Coordinator の接続テスト |
セットアップとインストール
Linux版利用ガイド