Linux の環境要件


Linux の環境要件

IncrediBuild をインストールする前にお使いの Linux 環境を確認してください。

IncrediBuild Linux 版は 32 / 64 ビットでともにご利用になれます

OS 要件:

  • CentOS または Red Hat V6.5 以降
  • Ubuntu V12.0 以降
  • UUID システム

ストレージ要件:

  • ヘルパー Agent として動作するには最低 10 GB の空き領域が必要です。
  • SSD の使用を推奨します。

ターミナルに以下のコマンドを入力して上記の要件を満たしているかどうかを確認できます。

  • Ubuntu– uname -a
  • UUID Checkdmidecode -s system-uuid


ネットワークとセキュリティ設定:

  1. TCP ポート 2088、2089、9952、9953、8080 が利用可能で、ファイアウォール上で開かれていなければなりません。これらのポートが利用できない場合は、IncrediBuild の [Agent Settings] で他のポートを指定できます。
  2. SELinux はご利用になれません  (該当する場合)。

  3. インストールにはルートユーザー権限が必要です。

  4. Coordinator には静的 IP アドレスが必要です。

ターミナルに以下のコマンドを入力して上記のネットワークとセキュリティ設定を確認できます。

  • ポートの状況を確認netstat -lnp | grep <port number>  /  telnet Coordinator_Ip <port>
  • ファイアウォールのステータスを確認 (Red Hat / CentOS)– iptables –L
  • ファイアウォールを無効化 (Red Hat / CentOS)– service iptables stop  /  service firewalld stop.
  • ファイアウォールを無効化 (Ubuntu)sudo ufw disable

ビルドツールの設定:

  1.  IncrediBuild でビルドツールを高速化したい場合、該当のツールがマルチプロセスを実行できる必要があります。大部分のビルドツールには Make の -j フラグのようなマルチプロセスを実行するためのフラグが用意されています。
  2. 処理数にかかわらず大きい値を設定することをお勧めします。IncrediBuild が実行キューを管理して、ネットワーク上の使用可能なコアに応じて関連プロセスを分散します。マルチプロセッシングに対応したビルドツール:Make、Scons、Ninja、GMake、Ruby など。
  3. マルチプロセッシング フラグに数値を追加します (例:-j200 は最大 200 個のプロセスを同時に実行するように Make に指示を出します)。IncrediBuild がプロセスキューを管理して、ネットワーク上のマシン間で関連プロセスを分散します。

「J」の値はグリッド内で使用可能な CPU コア数の少なくとも 2 倍に設定することをお勧めします。

マシンをヘルパー Agent (ローカルでビルドを開始しない) として動作させる場合、IncrediBuild Agent をインストールするだけでシステムに追加できます。プロジェクトのソースコードや開発ツールのインストールは不要です。