「Configuration」ページでは IncrediBuild でビルドされたさまざまなプロダクトや Agent を分類、グループ化することができます。
ビルドされた特定のプロダクト、ビルドに使用した Agent やコマンドに関する情報をグループ化して、「Agent」ページや「Build」ページで表示、分類、絞り込みを行えます。
複数のプロダクトの開発している場合、特定の Agent グループや特定のビルド コマンドを使用したビルドのパフォーマンスを確認したい場合には、用途に合わせて設定を行う必要があります。問題を特定したり、ビルド グループや Agent グループごとのパフォーマンスを比較するのに役立ちます。
メニュー:
プロダクトの設定
「Product 設定」タブでは IncrediBuild でビルドされたプロダクトに基づいてビルドを分類できます。
例:
IncrediBuild を使って 2 つのプロダクトでビルドを分散処理しているとします。一方のプロダクト (ここでは「プロダクト 1」と呼びます) に関連するビルド コマンドにはすべて文字列「Blender」が含まれています。この場合、文字列「Blender」をビルド コマンドの引数として使い、「プロダクト 1」と他のプロダクトを区別できます。もう一方のプロダクト (ここでは「プロダクト 2」と呼びます) が一意の文字列「Durango」によって他のプロダクトと区別できる場合、「プロダクト 1」に関連するすべてのビルド コマンドには「Blender」、「プロダクト 2」に関連するすべてのビルド コマンドには「Durango」という文字列をルールに設定することでそれぞれグループ化できます。
ルールの設定方法については以下をご覧ください。「プロダクト 1」にルールを設定する手順を解説していますが、その他のプロダクトの場合も同様の手順で設定します。
注意: プロダクトの数は 2 つに限定されません。上限なしで設定できます。
- 「Product」タブの [Add Product] ボタンをクリックします。
- 「New Product」ページ (「Product Info」タブ) が開きます。
- プロダクト名 (ここでは「プロダクト 1」とします) と必要に応じて簡単な説明を入力します。
- [Save and continue to rules] をクリックします。
- 「Product Rules」タブが開きます。
- [Add new rule] をクリックします。
- ルール名を記入します。ここでは「Blender」という文字列を使用したものを「プロダクト 1」として他のプロダクトと区別します。
- [Add] ボタンをクリックしてルールを適用します。
- [AND] および [AND NOT] オプションを使用してルールを詳細に設定できます。
- ルールの設定が完了したら [Save Rule] をクリックします。
- ルールがプロダクトに適用されました。
- 「Product Rules」画面の [Show Commands Affected by Rule] をクリックするとルールが適用されたコマンドを確認できます。
- 「Product Command」タブで適用したいビルド コマンドを手動で選択することもできます。
Agent グループの設定
「Agent 設定」タブでは名前に含まれる文字列に基づいて Agent をグループ化できます。「Agent」ページのフィルターで Agent グループによってデータを絞り込むことができます。
例:
ローカル ネットワークのマシンと仮想マシンでともに Agent を実行しており、すべての仮想マシンの名前が「vm」で始まるとします。文字列のルールを「vm」に設定すると、名前に「vm」が含まれる Agent がすべて同じグループに分類されます。
注意: ルールの設定方法については以下をご覧ください。仮想マシン上のすべての Agent にルールが適用されます。ローカル マシンの Agent にルールを設定する場合も同様です。仮想マシンの Agent とローカルの Agent の間で区別できる要素を把握しておく必要がありますが、特に難しくはありません。マシンの名前で同じグループに属しているかどうかを判断できます。
Agent グループの新規作成
- 「Agent」タブで [Add Agent Group] をクリックします。
- 「New Agent Group」ページが開きます。
- Agent グループの名前と説明を入力して
- [Save and Continue to Rules] をクリックします。
- 「Agent Rules」タブが開きます。
- [Add New Rules] をクリックしてルールの名前を入力します。
- 例外や制限を追加するには、グループ化したい Agent の名前に応じた文字列を [String Text] フィールドに入力します。
- この例では、Agent を実行するすべての仮想マシンが「vm」という文字列で始まるため、ルール名を「VM」に、ルールを「vm」にしています。
- ルールの設定が完了したら [Save Rule] をクリックします。
- 新しい Agent グループが作成されます。
- ルールは「Search Rule」検索フィールドで検索できます。下の画像ではルールが 1 つしか設定されていないので必要ありませんが、ルールが多い場合には役立つ機能です。
- 「Agent」タブをクリックしてグループ化する Agent を手動で選択することもできます。
- Agent を選択して [Accociate Agent] をクリックします。
- 新しい Agent グループが作成されます。