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概要

ビルドの過程でイメージから仮想マシン (VM) を自動的にプロビジョニングやデプロビジョニングできるケースでは、VM で使用された IncrediBuild コア パッケージやソリューションは、VM が破棄された後も自動的にライセンス プールにリリースされません。そのため、IncrediBuild は使用されていない VM インスタンスにコア パッケージとソリューションを割り当てます。

「シングルユース仮想マシン イメージ」機能を使うと、破棄された 「シングルユース仮想マシンイメージ」機能を使うと、破棄された VM に割り当てられたライセンス コア パッケージとソリューションが自動的にリリースされます。

これにはここで紹介するオプションを使用して、上記のプロビジョニングされる VM に IncrediBuild Agent があらかじめインストールしておく必要があります。このインストール オプション (「シングルユース仮想マシン イメージ」「シングルユース仮想マシンイメージ」) を使用してイメージをインストールすると、イメージに基づいてプロビジョニングされたすべての VM に Coordinator によって適切なコア パッケージと IncrediBuild ソリューションが自動的に割り当てられ、VM と Coordinator の接続が解除されると、コア パッケージとソリューションは自動的に割り当てが解除されてライセンスプールにリリースされます。 

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Coordinator Settings で自動的にコア パッケージのみをシングルユース仮想マシンに割り当てるように設定できます。

*「シングルユース仮想マシン イメージ」は 「シングルユース仮想マシンイメージ」は IncrediBuild Enterprise Edition のみの機能です。


設定手順

  1. 仮想マシン (VM) インスタンスを自動的にプロビジョニング / デプロビジョニングしたいイメージに [Create a single-use Virtual Machine Image] オプションを使用して、IncrediBuild Agent をインストールします。

    VM をプロビジョニングするイメージに IncrediBuild をインストールするには、インストール オプション ダイアログで [Custom] → [Create a single-use Virtual Machine Image] のチェックボックスをオンに設定

  2. インストール処理を完了します (該当するセットアップ ページで IncrediBuild ライセンスが読み込まれている Coordinator を選択します)。
  3. イメージを保存します。
  4. 「Coordinator Settings」の [Single-use Vms] を設定します。
    1. タイムアウト時間を過ぎると、Coordinator との接続が解除されたシングルユース仮想マシンのプロビジョニングが解除されたとみなされます。デフォルトのタイムアウト時間は 30 秒です。 
    2. Coordinator がシングルユース仮想マシンに利用可能なソリューションを自動的に割り当てるかどうかを選択します ([Automatically assign available solutions to new single-use VMs])。デフォルトではチェックボックはオン (自動的に割り当て) になっています。
  5. このイメージを使用して新しい VM インスタンスをプロビジョニングし、Coordinator が VM に適切なコア パッケージとソリューションを自動的に割り当てます。
  6. この VM を破棄すると、コア パッケージとソリューションが自動的に IncrediBuild ライセンスプールにリリースされます。
  7. この (破棄された) VM インスタンスを IncrediBuild システムに登録することはできません。上記のイメージに基づく新しい VM を IncrediBuild システムに接続するには、イメージから新しい VM をプロビジョニングします。

注意と制限

  • この機能は IncrediBuild Enterprise Edition ユーザーのみご利用になれます。
  • Coordinator に同時に接続できる「シングルユース」仮想マシンの上限は、IncrediBuild ライセンスで使用できる IncrediBuild Agent の数となります。
  • 現時点では、IncrediBuild ライセンスのコア パッケージまたはソリューションの不足によりコア パッケージまたはソリューションを VM に割り当てることができない場合、該当の VM がプロビジョニングされ、Coordinator に接続されても通知は表示されません。登録解除されている Agent や利用できないコア パッケージやソリューションは除外されます。
  • 既定のタイムアウト時間を過ぎても Coordinator と接続されていないシングルユース仮想マシンは破棄されたとみなされます。

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